食料保険っていうのを思いついた

今、グラレコの練習でTEDを聞いている。

 

今回聞いたのが医師のお話で「医療崩壊のすすめ」8年前のTEDだ。

夕張市財政破綻後に起こった医療崩壊の効果について語られていた。病床数や救急車両の数が減少したものの、救急車の出動回数が減り、医療費が下がり、死亡率が下がっている、という。

財政破綻による市民の医療への危機感から「予防」や「命の受け入れ」に意識が向いたからだということ。それについて「なるほど~」と思った。確かに意識を変える事は大事、過度な医療はよくないなと感じる。

 

そして、コメント欄に目をやると「医療を受けたい重病の方が出て行ったからでは?」などの言葉が…確かにちょっと疑問も出てきた。

夕張市の人口は激減している。今もなお流出が止まらない。高齢者の方も随分減っている。だとすると緊急車両の出動も減るし医療費も死亡率も減るのは当たり前のことか。日本全体の人口も減少してるけど、夕張の流出による人口減少を比べることはできないんじゃないか。

 

なんてことを考えていて思った。

そもそも、医療保険は治療費の負担を減らすもの。病院に行かない主義の人や予防に力を入れた人には少々納得のいかない話なんだよね。

 

何かで読んだ記憶があるのが富裕層は健康な人が多いって話。経済的に余裕のある富裕層はオーガニックだスポーツジムだと健康志向が強い傾向にあるらしい。なぜなら、一般的にオーガニックだとか健康に良いとされる食べ物は値段がお高いし、ジムに通うのはお金がかかるから。だから、そこそこ経済的に余裕がないとそんなところに手を出せないのだ。だから、富裕層は健康でもあるらしい。

逆に、経済的に余裕がないと安価で健康にあまりよろしくなさそうな物を常食することになる。だから、経済的に余裕がない人は不健康になりがちらしい。

 

だったら、医療保険ではなく「食料保険」でどうだろう。

 

全員が医療保険みたいに食料保険に入っていて、ヘルシーで健康志向と認められた食料は保険が適用される。それを選ばない選択肢もある。ただ、食料保険は払っているので健康志向食品を選んだ方が良さそう。ちょっと脂肪分高め塩分高めのような食事ばかりをして、それで病気になったら医療費は自腹もしくは保険はあるけど今よりも高い医療費。先天性の病気とかでは負担金額を変えるとか…そうすると複雑で大変かな。

 

医療費が減っても食料費が増えるだけかな。でも「食料保険」でみんな健康を意識しないかしら。

いいと思うんだけどな…